卒業生の進路

進路

卒業生は、国内外の大学や公的研究機関、化学・バイオ・エネルギー系などの各種企業で活躍しています。学部生の大多数は大学院修士課程に進学します。修士課程修了後は約30%が博士課程へ進学し、残りは企業や官公庁に就職しています。博士課程に進学すると優れた問題発見・問題解決能力がさらに磨かれ、ほとんど問題なく、企業や公的研究機関、大学に就職し、活躍の場を見いだしています。また、博士課程の卒業生の最終的な就職先が大学と企業で約5割ずつなのも進路の特徴です。
本学科・本専攻の卒業生は、産・官・学のあらゆる分野で重要な役割を担っています。それは、生命・物質・エネルギーの創造と変換を研究対象とする化学を研究・教育対象としており、科学技術や社会を支える根幹をなしているからです。

化学生命工学科・専攻 卒業後の進路(令和3年度~平成29年度卒業生)

卒業後の進路グラフ:学部卒業生 卒業後の進路グラフ:修士課程修了生 卒業後の進路グラフ:博士課程修了生

博士課程修了後進路

学位(博士号)取得後、約3割が国内外の大学や国公立研究機関に就職し、約5割は企業の研究所に就職しています。国際化の中、大学や公的機関、外資系企業だけでなく国内企業においても、研究者に博士課程の経験や学位を求める流れが強くなっています。また、大学などで数年間働いた後に企業に移るケースや、企業で働いた後に大学に移るケースも多くあり、企業で働く卒業生と大学・公的機関で働く卒業生は、最終的にはほぼ同数になります。

修士課程修了後進路

例年、約3割が化学生命工学専攻の博士課程に進学します。海外の大学の博士課程に進む学生もいます。また約7割が企業や官公庁に就職し、その中の過半数は化学・バイオ・エネルギー系企業です。機械系など化学系以外のメーカー、シンクタンクや総合商社などにも修了生が就職しています。

就職先

ここ5年間の具体的な就職先を以下に示します。

大学・公的研究機関など
国内 東京大学、名古屋大学、筑波大学、理化学研究所、相模中央化学研究所 ほか
海外 マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア工科大学、スタンフォード大学、浙江大学、厦門大学、カリフォルニア大学アーバイン校、コペンハーゲン大学 ほか


化学・バイオ・エネルギー
化学 三菱ケミカル、住友化学、三井化学、旭化成、富士フイルム、積水化学工業、JSR、東ソー、BASF、ダウ・ケミカル、LG Chem、日華化学、3Mジャパン、カネカ ほか
繊維 東レ、帝人 ほか
医薬品 中外製薬、協和キリン、第一三共、旭化成メディカル、小野薬品工業、塩野義製薬、アステラス製薬、東和薬品、大正製薬、小林製薬、メディサイエンスプランニング ほか
化粧品 資生堂、花王、P&G、ポーラ化成工業 ほか
食品 味の素、キリン、明治、森永製菓、日清食品、雪印メグミルク ほか
素材 AGC、ブリヂストン、日本電気硝子、アイカ工業、LGハウシス ほか
エネルギー ENEOS、日本エアリキード ほか


電気機器・機械・精密機器・他製造業
キオクシア、ダイキン工業、テルモ、デンソー、HUAWEI、マイクロンメモリ、セイコーエプソン、ブラザー工業、PHC、ソーラーフロンティア、DNP、LIXEL ほか


商社・金融・IT系・他非製造業
野村総合研究所、NTTデータ、住友商事、ゴールドマン・サックス、アクセンチュア、PwC ほか