メッセージ


20年後、君は世界にいる。


例えば、新進気鋭の国内メーカー。そこで君は環境問題を克服する新素材の研究に携わり、中国や欧米の大手メーカーとしのぎを削っている。

例えば、米国大手製薬会社。そこで君は難病克服に向けたバイオ医薬品開発チームを率い、ラボのメンバーと熱い議論を交わしている。

例えば、シンガポール。そこで君は最先端の研究所にラボを構え、新エネルギーの実現に向けた研究を進めている。

あるいは大学の研究室。そこで君は研究室を運営し、学生と日々サイエンスの議論に明け暮れている。地道ながらも着実に進めてきた研究が花開き、先日、渾身の論文が国際雑誌にアクセプトされた。今日は母校で講演の予定だ。

君が大学院時代に身につけた確固たる専門性とやり遂げた自信が、何物にも代え難い強みとなる。だからこそ、君は社会に必要とされ、社会に貢献し、大変だが充実した日々を送っている。

そんなこと、遠い世界の話だと思っていませんか?
君には、そのチャンスがあります。

私たちは、世界を舞台に活躍する一流の研究者を育てたいと願っています。

世界を舞台に活躍するためには、従来型のジェネラリストではなく、確固たる知識と経験に基づいた専門性が必須になります。各研究室において世界レベルの研究を推し進めることが、学生諸君の研究者としての成長つながると考えています。さらに、よりアクティブな専門教育の実現に向け、2018年度から新たに修士・博士課程一貫して教育・研究を行う「一貫研究プログラム」を設置しました。国内外から当初の予想を上回る応募があり、第一期生として13名(うち、日本人10名)が「一貫研究プログラム」に選抜されています。

ホームページを見ていただくとわかるように、化生の多くの学生、教員が、国際的な学術誌や国際学会で優れた研究成果を発表し、驚くほど多くの賞を受賞しています。化生で大きく成長した学生、教員、またOB・OGの方々が、日本はもとより、世界の場で活躍することが化生の誇りです。実際、非常に多くの化生卒業生が、アカデミック、企業で一流の研究者として活躍し、極めて高い評価を得ています。

私たちは皆さんが羽ばたくために最大限の努力をすることを約束します。

国内/国外、学内/学外問わず、志高いみなさんの参加をお待ちしています。

化学生命工学専攻 教員一同