吉江研究室
環境高分子材料学

大学院工学系研究科 化学生命工学専攻

http://yoshielab.iis.u-tokyo.ac.jp/

  教 授
吉江 尚子
  助 教
中川 慎太郎

最近の発表論文

  • ACS Appl. Mater. Interfaces 2016, 8, 19047-19053. [PDF]
  • Macromol. Rapid Commun. 2015, 36, 1664-1668. [PDF]
  • ACS Appl. Mater. Interfaces 2014, 6, 2753−2758. [PDF]
  • Macromolecules 2013, 46, 1794−1802. [PDF]

研究テーマ

低分子よりも格段に遅い高分子の分子運動性と,そこから生み出される階層構造は,高分子らしさの本質であり,多彩な性能・機能の源である。当研究室では,高分子の構造と運動の複雑な協調性を理解し,それをダイナミックに制御することを通じて,マテリアルの新たな機能を探求している。また,バイオベースや環境分解など炭素循環をキーワードとした環境高分子材料の開発も行っている。

動的結合を利用した高分子材料の機能開拓:

可逆的な共有結合や水素結合などの分子間力により伸長した高分子鎖は,特定の外部刺激の元,切断,再結合,交換を通じて構造をダイナミックに変化させる。この動的な過程を適切な分子設計により制御し,自己修復性,形状記憶性,熱応答硬/軟変換性など,特徴ある機能性を有する材料を開拓している。

非平衡構造制御によるナノ構造体形成:

高分子の自己組織化や相分離などの動的な構造形成過程を制御して,ナノからマイクロメートルオーダーの規則構造を造型する手法を開発している。

バイオベース高分子材料:

木質バイオマスから容易化学変換可能なフラン化合物を原料としたバイオベース高分子材料を合成し,フラン基の持つ反応性を利用した機能開発を行っている。