研究室紹介

北條研究室

  • 大学院工学系研究科
研究分野
分子集積体工学
キーワード
結晶工学、有機固体材料、刺激応答性材料、蓄熱材料
URL
https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/~houjou/hjlab_wiki/

MEMBERS

  • 北條 博彦 教授 Hirohiko Houjou
    • 03-5452-6367

最近の発表論文

研究テーマ

クリスタルエンジニアリング(結晶工学)は、材料の分子機能を引き出す有力な手段として、製薬や有機エレクトロニクスなど広い分野で応用されている。当研究室では、分子間相互作用を制御して新しい機能をもつ分子集積体を創造する実験化学的アプローチとともに、その機能発現のしくみを説明し、設計するための理論化学的アプローチによって、分子が集積する際の基本原理を追求する。

結晶多形制御による光・熱機能変調

光/熱に応答して色が変わるフォトクロミック/サーモクロミック分子は、結晶中の分子環境をモニタリングするのに適している。分子の構造や配合を変えて結晶構造を制御するとともに、独自の単結晶分光法によって光・熱応答性を定量的に調べている。

相変化を利用した機能材料創製

結晶多形間の相変化や過冷却・冷結晶化などの動的な構造変化を利用して、分子機能を変調し、記録材料や蓄熱材料へ応用するための基礎的な研究を行っている。

分子間力の計算に基づく固体モデリング

量子化学計算によって得られる分子間力の情報を機械的特性の情報に翻訳することによって、巨視的スケールの分子集積体の物性を高精度で計算する。熱力学的性質の説明や力学刺激による相変化挙動の解明への応用が期待される。