MEMBERS
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相田 卓三 教授 Takuzo Aida
- 03-5841-7251
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三木 卓幸 特任講師 Takayuki Miki
- 03-5841-4369
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三苫 伸彦 特任助教 Nobuhiko Mitoma
- 048-467-8061
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黄 虎彪 特任助教 Hubiao Huang
- 048-467-8061
最近の発表論文
研究テーマ
破格の分子デザインによる機能発現が社会やシステムを変える。当研究室ではこの信念のもと、「超分子化学」を基盤とする分子デザインをもとに、持続可能な未来の実現を可能にするマテリアルサイエンス、安全・安心に過ごせる社会を実現するヘルスケアテクノロジーを開拓する。研究室は東大本郷キャンパス(分子ライフイノベーション棟7階、花王株式会社寄附講座)と理化学研究所にある。
超分子ポリマーの開拓と機能性ソフトマテリアルへの応用:
廃プラスチックが地球に大きな負担をかけている。一刻も早く問題を解決し、地球温暖化の流れを阻止する必要がある。相田研究室は、動的な結合でモノマーが連結した超分子ポリマーを世界に先駆けて開拓し、関連分野をリードしてきた。最近では、堅牢なのに室温で自己修復し、リサイクルすらも不要にする自己修復ポリマーガラス、有機材料として史上最高の力学強度を有しながら、モノマーにもどせて再利用できる超分子ポリマー、塩水の超高速淡水化を可能にするフッ素化ナノチャネルなど、大きな実績をあげている。
https://en.wikipedia.org/wiki/Supramolecular_polymer
持続性低炭素社会の実現を目指す『アクアマテリアル』:
無機ナノシートを効率良く三次元架橋する分子バインダーを用い、ほぼ水でありながらプラスチックやゴムのような特性を示す『アクアマテリアル』を開発し、次世代の環境低負荷型機能性材料への展開を企てている。
分子糊・生体内分子機械を用いるナノ医療:
タンパク質、核酸、生体膜に強く接着する『モレキュラーグルー』、『生体内分子機械』等を用い、疾病に起因する内因性物質に応答し、薬物を時空間特異的に放出できるインテリジェントドラッグキャリアを開発している。また、タンパク質を集積化する『デノボペプチド』を開発し、細胞工学に展開している。
ソフトナノカーボンを用いるエネルギー変換科学:
グラファイトナノチューブやナノカーボン(カーボンナノチューブ、グラフェン)/イオン液体複合ソフト材料を開拓し,エネルギー変換のための新素材として展開している。
結晶性ナノ細孔による物質変換・輸送科学:
自己組織化を基盤とする結晶性ナノ細孔物質を用い,革新的な物質変換や物質輸送現象の実現を目指している。