『触発型成長プログラム』

社会で活躍できる人間力(研究能力・情報発信能力・問題発掘/解決能力・協調性・国際性)を身につけ,自信に満ちた人材が化学生命工学科から巣立っていく引き金になると期待し,触発型成長プログラムを実施しています。三年生全員に必修の1〜3の課題と主体的な意欲をもとに選択できる4,5の課題からなっています。

1.化学生命工学専攻大学院生メンターによる論文の読み方の指導

 今後の研究活動に必須となる「英語論文の読み方」を学びます。メンターとなる大学院生を紹介しますので,大学院生の先輩に定期的に研究室で指導を受けることができます。メンターの指導の下,論文2報/年を読み込み,「論文内容の解説と批評」をレポートにまとめて担当教員まで提出します。担当教員はレポートの一つ一つに目を通し,学生諸君に講評をフィードバックします。

2.エッセイの提出

 東大に入学しこれまでに至る自分の活動や人との関わりを振り返り,これからの自分に思いを馳せるため,エッセイの提出を義務付けています。自分の生き方を見直すきっかけにしてもらうことが目的であり,内容を採点するものではありません。提出されたエッセイは担当教員が読み,各自が研究室見学をする際に話題とすることがあります。

3.化学生命工学科 研究室見学

 化学生命工学科各研究室の担当教員にアポイントをとって見学・面談をします。教員は「個人面談」の形で個々の学生諸君に丁寧に対応し,研究活動から研究室文化や運営に及ぶ様々な質問に答えます。各研究室の研究内容や活動を事前に勉強し,自分の興味とのフィッティングを確認しておくことが重要です。

4.化学生命工学科 早期研究室体験

 各研究室あたり1名を上限とし意欲ある3年生を受け入れます。研究室担当教員との面談を経て受け入れを認めます。授業時間を除き,研究活動に参加できる学生諸君を対象とします(経済的自立のためにアルバイト等が避けられない場合は担当教員に相談)。

5.少人数学会英語レッスン

 英語が堪能な外国人ポスドクの指導の下,国際会議などで役に立つ英語のレッスンを少人数の特別クラスで行います(人数制限あり)。グローバル化社会においては英語で科学を討論できる力は大きな武器です。この少人数講義に挑戦し将来への投資として個人の技能を磨いて下さい。