研究室紹介

山東研究室

  • 工学部

  • 大学院工学系研究科
研究分野
化学生物学
キーワード
分子化学、生体機能関連化学、生体分子イメージング、核酸・ペプチド医薬、細胞工学、合成生物学
URL
https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/sandolab/

MEMBERS

  • 山東 信介 教授 Shinsuke Sando
    • 03-5841-6978
  • 森本 淳平 講師 Jumpei Morimoto
    • 03-5841-7327
  • 齋藤 雄太朗 助教 Yutaro Saito
    • 03-5841-8902

最近の発表論文

研究テーマ

生命現象の理解と疾病治療に貢献する分子化学:

私たちの体は分子の集まりである。体の中の分子の秩序だった活動が、生物が生命を維持する未解明の仕組みであり、その異常は様々な病気の原因となる。当研究室では、オリジナルの分子デザイン(分子アーキテクト二クス)をもとに、生体を ‘‘観る・診る・制御する’’ 新たな分子ツールの開拓を進めている。特に、疾病メカニズム解明・早期診断・治療や再生医療分野への貢献を目指した画期的分子の開発を大きな研究の柱に位置づけている。

生体内分子の挙動を視る・操る:

オリジナルの分子デザインと最新技術を組み合わせ、生体深部で代謝を調べる分子センサー、体内の微小環境の3次元的分布を解明する技術、疾患抑制に関わる人工シグナル分子開発など、分子診断・分子医療に関する最先端の研究を進めている。「生命の理解、制御」や「疾病早期診断」など新しいサイエンス、医療に応用できる分子化学 ‘‘In vivo Chemistry’’ 分野の開拓を目指している。

細胞の機能を制御する生理活性分子:

ペプチドおよびペプチドミメティクス、脂質代謝物などの機能性低分子の合理的分子設計と大規模スクリーニングをもとに、新薬の種や生物学研究のツールとなるような生理活性分子を創出することに取り組んでいる。さらに、これを通じて、生体分子認識や細胞膜透過などの生理活性分子にとって重要な性質を生み出すための構造的基盤を明らかにすることを目指している。

タンパク質の機能設計:

近年の計算機化学の進歩により、タンパク質の3次元構造を精度よく設計することが可能となってきた。一方で、タンパク質の機能を設計することはいまだ科学上の困難な課題である。我々は、計算機化学と実験化学を組み合わせたアプローチに基づきタンパク質の機能改変や新規機能創出に取り組み、タンパク質機能が発動する分子基盤の理解を目指している。