入試情報
化学生命工学専攻の修士課程は2つのプログラムから構成されています。出願において、どちらかを選択してください。
修士課程(一貫研究プログラム)は、修士課程の後に博士号を取得したい学生のために設定されています。研究者社会では、博士号取得者には研究者として第一線で活躍し、研究のリーダーシップを発揮することが期待されています。ですので、博士号を目指す一貫研究プログラムの学生には研究室で最先端の研究に専念する特別な機会が与えられるとともに、博士進学へ向けた奨学金の取得の過程でこれらの学生は優遇されます。プログラムの学生は、入学から1年後に資格試験(QE)を受ける必要があります。QEでは、博士課程の学生として一貫研究プログラムを継続できる学生を決定します(学生は別途、博士課程に進むための手続きが必要です)。プログラムに出願を希望する者は、出願の前に配属希望研究室の教員と、出願の資格審査や今後の計画などの詳細について話し合ってください。
修士課程(修士修了プログラム)は、2年間の大学院での学習と研究活動を経て、修士号の取得を目指すプログラムです。修士課程修了後は、博士課程進学のほか、企業や官公庁へ就職しています。
2023年度 入試情報(2023年4月、2022年10月入学)
試験は、原則として、東京大学本郷キャンパスで実施します。試験会場での受験が不可能な海外在住者や、新型コロナウイルス感染によって重症化するリスクが高い疾患を有する者には、オンラインでの受験を許可する場合があります。オンラインでの受験を希望する者は、調査票(化生)に記載してください。オンラインでの受験が許可された者は、試験会場での受験に変更することはできません。オンラインでの受験が許可された者は、8月27日(土)に実施する予定のリハーサルに必ず参加してください。参加しない者は受験資格を失う場合があります。なお、オンライン試験では、公平性確保及び不正防止の観点から、受験者の録画を行います。
「調査票(化生)」の作成にはこちらのページから進んでください。詳しくは§4.参考情報 2. 出願用書類の入手方法をご覧ください。
2022年度入試の過去問(化学生命工学基礎問題 II )を掲載しました。
◆2023年度入試説明会のお知らせ
2023年度大学院入試説明会を以下の日程で行います。当専攻の研究内容などの説明をいたしますので、当専攻を志望される方は気軽にご参加ください。
本年度の説明会は本郷キャンパス(第1回)、駒場IIキャンパス(第2回)とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式で実施します。
説明会後、研究室見学を予定しています(現地参加のみ)。第1回では本郷キャンパス、第2回では駒場キャンパス所属の研究室が参加します。
研究室一覧はこちらで確認してください。
各回の登録フォームからお申し込みください。
第1回大学院入試説明会(本郷)
2022 年 5 月 28 日(土)13:00 〜 15:00 [ 登録フォーム ]
本郷キャンパス 工学部3号館 31号教室およびZoom上のハイブリッド形式
第2回大学院入試説明会(駒場II)
2022 年 6 月 11 日(土)13:00 〜 15:00 [ 登録フォーム ]
駒場IIキャンパス 生産技術研究所 総合研究実験棟(An棟)、301-302大会議室およびZoom上のハイブリッド形式
注意(6/11):同日に開催される駒場リサーチキャンパス公開で入場人数の制限を行っており、説明会のみ参加の場合でもキャンパス公開の事前登録を行っていただく必要があります。
現地参加を予定されている方は、下記サイトで6/11を選択して参加登録を行ってください。
https://www.ocans.jp/u-tokyo/entry/all?FID=oM8kj72U
駒場IIキャンパスの研究室所属以外の東京大学の学生も登録が必要です。入場可能数に上限があるため、早めのご登録をお勧めします(登録締め切り6/6)。
何らかの理由で登録できなかった場合には、下記連絡先までご相談ください。
*新型コロナウイルス感染症の状況によってはオンラインのみの開催となる場合があります。
*登録・視聴に関してのお問い合わせは
、
までご連絡ください。
§1.2023年度入学試験について
1. 入学試験日程(予定)
募集要項:工学系研究科ホームページにて確認してください。
願書出願期間: 2022年6月30日(木)〜7月6日(水)午後3時(日本時間)
修士課程(一貫研究プログラム/修士修了プログラム)
リハーサル(オンライン方式のみ): 2022年8月27日(土)
試験日程: 2022年8月29日(月)〜8月31日(水)
合格発表: (予定)2022年9月8日(木)
博士後期課程1次
リハーサル(オンライン方式のみ): 2022年8月27日(土)
試験日程: 2022年8月29日(月)〜8月31日(水)
合格発表: (予定)2022年9月8日(木)
博士後期課程2次
試験日程: 2023年2月 (日時は後日お知らせします。)
合格発表: 後日お知らせします。
2. 出願資格
(1) 修士課程(一貫研究および修士修了プログラム):大学院修士課程入学資格を有する者(専攻および資格取得年次を問わない)。ただし、2023年3月31日時点で卒業できないことが既に確定している者は受験できない。願書提出前に必ず配属志望研究室の教員と連絡を取ること。
(2) 博士後期課程:大学院博士後期課程入学資格を有する者(その専攻および資格取得年次を問わない)。志願者は予め配属志望研究室の教員に連絡し、ガイダンスを受けること。
(3) 本専攻では2023年4月入学のほかに、2022年10月入学を認める。2022年10月入学を希望できる者は、既卒者ならびに2022年9月30日までに卒業見込みの者とする。
3. 試験場
(1) 原則として、東京大学本郷キャンパスで実施、特別な事情がある場合に限りオンライン。
(2) 各自が受験すべき科目の試験室については、別途に通知する。また8月20日頃に専攻ホームページ(https://www.chembio.t.u-tokyo.ac.jp/)にも掲載する。
(3) 【博士後期課程のみ】第2次試験(修士論文に関する審査)は、2月とし、期日・場所は追って通知する。
4. 合格発表・その他
(1) 修士課程合格者ならびに博士後期課程一次合格者(以下、合格者)は、 2022年9月8日(木)午後4時(予定)に工学系研究科ホームページに掲載する。
(2) 合格者については、(1)のあと速やかに、合格通知書および配属研究室通知書を本人宛に郵送する。電話による合否の照会には応じない。
(3) 出願以後において、現住所、受信場所等に変更が生じた場合には、速やかに届け出ること。
(4) 合格者の配属研究室は、 2022年9月9日(金)(予定)までに専攻ホームページに掲載する。
§2.試験科目
1. 修士課程 一貫研究プログラム(博士後期課程進学希望者)
(1) 第1次試験・筆記試験
試験科目 | 備考 |
---|---|
化学生命工学基礎問題III 化学及び生命工学分野に関して出題される。 |
化学・生命工学の基礎及び専門学術に関する記述試験。 解答時間:1時間 |
(2) 口述試験:現在または直近の研究(卒業研究)などをもとにした内容について試問を行う。
2. 修士課程 修士修了プログラム
(1) 筆記試験
試験科目 | 備考 |
---|---|
化学生命工学基礎問題I(英文で出題) 『科学英語』に関して出題される。 |
必須 解答時間:30分 |
化学生命工学基礎問題II(和文・英文併記) 下記の各分野より出題される。 『無機・分析・物理化学』、『有機化学』、『高分子化学』、『生命化学』、『バイオテクノロジー』 |
5分野より2分野を選択して解答すること。 解答時間:1時間 |
(2) 口述試験:現在または直近の研究(卒業研究)などをもとにした基礎的内容について試問を行う。
3. 博士後期課程
(1) 第1次試験・筆記試験
試験科目 | 備考 |
---|---|
専門学術 | (本学の大学院修士課程修了者または見込みの者) 専門学術に関する記述試験。 解答時間:1時間 (上記以外の受験者) 専門学術に関する記述試験(英語力を問う問題も含む)。 解答時間:1時間 |
(2) 第1次試験・口述試験:修士論文研究に関する内容を含む総合的な試問を行う。
(3) 第2次試験:第1次試験合格者は、2月に修士論文に関する試問を行う。期日・試験場の詳細は追って通知する。
§3.試験日程および注意事項
1. 試験会場と日時
各自が受験すべき科目の試験室については、別途に通知する。また8月20日頃に専攻ホームページ(https://www.chembio.t.u-tokyo.ac.jp/)にも掲載する。
なお、修士課程(修士修了プログラム)の口述試験日時は、筆記試験終了後に、専攻ホームページに掲載する。
日付 | 集合時間 | 試験時間(所要時間) | 試験科目 等 | |
---|---|---|---|---|
一貫研究プログラム | 8月27日(土) | 時刻未定 | リハーサル 通信環境の確認 オンラインでの筆記試験を行う場合にのみ実施する。 |
|
8月29日(月) | 13:00 | 約30分 | 通信環境の確認 オンラインでの筆記試験を行う場合にのみ実施する。 |
|
1時間 | 化学生命工学基礎問題III | |||
8月30日(火) または 8月31日(水) |
事前に各自通知 | 口述試験 | ||
修士修了プログラム | 8月27日(土) | 時刻未定 | リハーサル 通信環境の確認 オンラインでの筆記試験を行う場合にのみ実施する。 |
|
8月29日(月) | 13:00 | 約30分 | 通信環境の確認 オンラインでの筆記試験を行う場合にのみ実施する。 |
|
30分 | 化学生命工学基礎問題I | |||
1時間 | 化学生命工学基礎問題II | |||
8月30日(火) または 8月31日(水) |
事前に各自通知 | 口述試験 | ||
博士後期課程 | 8月27日(土) | 時刻未定 | リハーサル 通信環境の確認 オンラインでの筆記試験を行う場合にのみ実施する。 |
|
8月29日(月) | 13:00 | 約30分 | 通信環境の確認 オンラインでの筆記試験を行う場合にのみ実施する。 |
|
1時間 | 専門学術 | |||
8月30日(火) または 8月31日(水) |
事前に各自通知 | 口述試験(修士論文等の発表・質疑に必要なもの一式を持参のこと) |
2. 携行品についての注意
(1) 持ち物: 受験票、黒色鉛筆(又はシャープペンシル)、消しゴム、鉛筆削り(卓上式は不可)、時計(計時機能だけのもの)
(2) 携帯電話及び通信機器は、試験室入室前に電源を切って、カバン等に入れ、身につけないこと。これらを時計として使用することは認めない。
(3) 試験中、電卓の使用は認めない。
(4) オンラインで試験を行う場合には、受験者本人の責任で、静謐な受験環境、通信環境、ウェブカメラ、マイクを用意すること。筆記試験での解答を速やかにスキャンまたは撮影して送信できる環境も用意しておくこと。オンラインでの口述試験では、数枚の白紙と太字のペンを用意すること。入室時に所定のウェブサイトに接続してください。接続できない場合には、試験本部 03-5841-0358 に電話で連絡すること。試験開始前に監督者によって受験環境がチェックされます。
3. 入退室・試験時間中の注意
(1) 集合時刻に遅れたものは受験資格を失うことがある。8月29日(月)~8月31日(水)の期間、緊急の場合は 03-5841-0358 に電話で連絡すること。
(2) 試験開始後は、解答が終わった場合でも、また、受験を放棄する場合でも退室できない。
(3) 試験時間中、受験票を常に机上に置くこと。
4. 博士1次試験・口述試験
(1) 受験者は、修士論文等の発表(20分)・質疑(20分)を行う。オンラインで試験を行う場合には、受験者本人の責任で、静謐な受験環境、通信環境、ウェブカメラ、マイクを用意すること。なお10月入学希望者は第2次試験を兼ねる。
(2) 化学生命工学専攻の修士修了予定者は修士論文の(中間または最終)審査を口述試験に充てる。
§4.参考情報
1. 過去問の入手方法
平成28年度以降の入試問題(PDF)を当ホームページにて公開しています。こちらのフォームからダウンロード画面へ進んでください。
2. 出願用書類の入手方法
(1) 募集要項など、工学系研究科への出願に必要な共通の書類は工学系研究科ホームページ(https://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/admission/prospective-students)で入手してください。
(2) 専攻独自の書類として「調査票(化生)」が必要です。以下を確認して作成ページへ進んでください。
化学生命工学専攻の「調査票(化生)作成前に用意するもの」ページへ
○工学系研究科関連の書類入手に関しての問い合わせ先
工学系研究科学務課大学院チーム
電話 03−5841−6038,7747
3. 参考書等について
御参考までに、東京大学工学部化学生命工学科の講義で使用している教科書や参考書を以下に示します。但し、教科書などを使用していない講義もあります。また、これらの本が試験範囲ということではありませんので、ご注意ください。
- ウオーレン「有機化学」上下 東京化学同人
- ブルース「有機化学」下巻 化学同人
- 有機化学 荒木孝二・工藤一秋著 東京化学同人
- 高分子合成化学 井上祥平著 裳華房
- エッセンシャル高分子科学 中浜精一ら著 講談社サイエンティフィック
- 高分子材料の化学(第2版) 井上祥平・宮田清蔵著 丸善
- 基礎高分子科学 高分子学会編 東京化学同人
- 細胞の分子生物学(第5版)東京化学同人
- ワトソン遺伝子の分子生物学(第6版)東京電機大学出版局
- 新しい遺伝子工学 半田宏編著 昭晃堂
4. 入試に関する問い合わせ先
化学生命工学専攻 常務委員
吉江 尚子 教授
注意点
1. 受験希望者は、必ず事前に志望研究室の教員に連絡を取ってください。