研究室紹介

野崎研究室

  • 工学部

  • 大学院工学系研究科
研究分野
有機金属化学
キーワード
有機合成化学、高分子合成化学、触媒化学、錯体化学、グリーンケミストリー
URL
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/nozakilab/

MEMBERS

  • 野崎 京子 教授 Kyoko Nozaki
    • 03-5841-7261
  • 岩﨑 孝紀 准教授 Takanori Iwasaki
    • 03-5841-7262
  • 金 雄傑 助教 Xiongjie Jin
    • 03-5841-7264

最近の発表論文

研究テーマ

分子触媒という概念を基本に独自の反応を開発し、医農薬から有機材料、高分子材料に至る広範囲な有機化合物の効率的合成を目指す研究を行っている。持続可能型社会を指向して、原子効率(アトムエコノミー)の高い反応を開発することを目標としている。

資源活用に向けた触媒反応開発:

従来、利用することが難しかった反応性に乏しい化学結合を効率よく活性化する遷移金属化学種の開発とそれを用いた触媒反応への応用展開を目指す。再生可能なC1資源として注目を集める二酸化炭素や一酸化炭素を用いる均一系触媒を開発している。バイオマスの有効活用に向けた新規触媒設計を行っている。

ポリマーの合成・分解触媒の開発:

アクリル酸メチルや酢酸ビニルなどの「極性モノマー」を活用する配位重合触媒を開発している。二酸化炭素をエポキシドやジエンと共重合することで脂肪族ポリカルボナートや脂肪族ポリラクトンを合成している。プラスチックのケミカルリサイクルを指向した触媒開発を行っている。

「美しい分子」の合成およびその構造と機能の追究:

有機合成手法を駆使して、今までになかった機能を発現する、電子状態が精密に制御された「美しい分子」を合成する。

均一系の正確さで機構を論じる不均一系触媒の開発:

均一系及び不均一系触媒の利点を持ち合わせた「反応機構を明確に論じられる不均一系触媒」を創出し、効率的合成・分解反応を開発している。