入試情報

入試情報

化学生命工学専攻の修士課程は2つのプログラムから構成されています。出願において、どちらかを選択してください。
修士課程(一貫研究プログラム)は、修士課程の後に博士号を取得したい学生のために設定されています。研究者社会では、博士号取得者には研究者として第一線で活躍し、研究のリーダーシップを発揮することが期待されています。ですので、博士号を目指す一貫研究プログラムの学生には研究室で最先端の研究に専念する特別な機会が与えられるとともに、博士進学へ向けた奨学金の取得の過程でこれらの学生は優遇されます。プログラムの学生は、入学から1年後に資格試験(QE)を受ける必要があります。QEでは、博士課程の学生として一貫研究プログラムを継続できる学生を決定します(学生は別途、博士課程に進むための手続きが必要です)。プログラムに出願を希望する者は、出願の前に配属希望研究室の教員と、出願の資格審査や今後の計画などの詳細について話し合ってください。
修士課程(修士修了プログラム)は、2年間の大学院での学習と研究活動を経て、修士号の取得を目指すプログラムです。修士課程修了後は、博士課程進学のほか、企業や官公庁へ就職しています。



◆2026年度入試説明会のお知らせ

2026年度大学院入試説明会を以下の日程で行います。当専攻の研究内容などの説明をいたしますので、当専攻を志望される方は気軽にご参加ください。
本年度の説明会は本郷キャンパス(第1回、オンサイト+オンライン)、駒場IIキャンパス(第2回、オンサイト)で実施します。
説明会後、研究室見学を予定しています(現地参加のみ)。第1回では本郷・白金台キャンパス、第2回では駒場キャンパス所属の研究室が参加します。
研究室一覧はこちらで確認してください。

第1回大学院入試説明会(本郷):オンサイト+オンライン
2025 年 5 月 17 日(土)13:00 〜  [ 登録フォーム ]

本郷キャンパス 工学部3号館 31号講義室

第2回大学院入試説明会(駒場II):オンサイト
2025 年 5 月 31 日(土)13:00 〜  [ 登録フォーム ]

駒場IIキャンパス 生産技術研究所 総合研究実験棟(An棟) 301-302大会議室

*登録・視聴に関してのお問い合わせは までご連絡ください。


入試に関する問い合わせ先

化学生命工学専攻 常務委員
西増 弘志 教授



以下は前年度の内容です。ご注意ください。


更新情報

2024.8.26 入試の実施に関して追記しました。
2024.5.3 2025年度大学院入試に関して掲載しました。
2024.4.19 2025年度入試説明会の登録受付を開始しました。登録フォームよりお申込みください。
2024.4.15 2024年度入試の過去問(化学生命工学基礎問題 I, II )を掲載しました。

2025年度 入試情報(2025年4月、2024年10月入学)

試験は、東京大学本郷キャンパスで対面で実施します。

2024.8.26追記

化学生命工学専攻受験者の皆様へ
化学生命工学専攻大学院入試については、現在のところ、予定通り行います。
試験会場には、安全を確保しつつ、交通状況等に十分ご注意いただき、余裕をもってお越しください。
今後、予定に変更が生じた場合は、本WEBサイトでお知らせします。

§1.2025年度入学試験について

1. 入学試験日程(予定)

募集要項:工学系研究科ホームページにて確認してください。
願書出願期間: 2024年6月3日(月)〜6月10日(月)午後3時(日本時間)
「調査票」「研究の要約」「受験確認書のコピー(一貫研究プログラム、博士後期課程のみ)」提出〆切:2024年7月5日(金)午後3時(日本時間)

修士課程(一貫研究プログラム/修士修了プログラム)

試験日程: 2024年8月26日(月)〜8月28日(水)
合格発表: (予定)2024年9月5日(木)午後4時

博士後期課程1次

試験日程: 2024年8月26日(月)〜8月28日(水)
合格発表: (予定)2024年9月5日(木)午後4時

博士後期課程2次

試験日程: 2025年2月 (日時は後日お知らせします。)
合格発表: 後日お知らせします。

2. 出願資格

(1) 修士課程(一貫研究プログラム):大学院修士課程入学資格を有する者。(専攻分野および資格取得年次を問わない。詳しくは募集要項を参照のこと。)ただし、2025年3月31日時点で卒業できないことが既に確定している者は受験できない。志願者は予め配属志望研究室の教員に連絡し、ガイダンスを受けること。
(2) 修士課程(修士修了プログラム):大学院修士課程入学資格を有する者。(専攻分野および資格取得年次を問わない。詳しくは募集要項を参照のこと。)ただし、2025年3月31日時点で卒業できないことが既に確定している者は受験できない。
(3) 博士後期課程:大学院博士後期課程入学資格を有する者。(専攻分野および資格取得年次を問わない。詳しくは募集要項を参照のこと。)志願者は予め配属志望研究室の教員に連絡し、ガイダンスを受けること。
(4) 本専攻では2025年4月入学のほかに、2024年10月入学を認める。2024年10月入学を希望できる者は、既卒者ならびに2024年9月30日までに卒業見込みの者とする。

3. 出願について

(1) 募集要項など、工学系研究科への出願に必要な共通の書類は工学系研究科ホームページで入手し出願期間中にWEB出願してください。
(2) 専攻独自の書類として「調査票」及び「研究の要約」が必要です。以下を確認して作成ページへ進んでください。
  「化学生命工学専攻独自の提出書類について」ページへ
(3) 一貫研究プログラムおよび博士後期課程の受験者は専攻独自の書類として「受験確認書のコピー」(専攻教員の直筆のサインを含む確認書の写し)も必要です。志望研究室の教員から受け取ってください。
(4) 「調査票」「研究の要約」「受験確認書のコピー」は工学系研究科ホームページにあるWEB出願システムのマイページに、期日までにアップロードしてください。
(5) 工学系研究科の募集要項に関する問い合わせは、「工学系研究科ホームページ―お問い合わせ窓口―入試関係(大学院)」からお問い合わせください。
 ※緊急の場合
 工学系研究科学務課大学院チーム
 電話 03−5841−7747、6038(平日 9:00~17:00 ※土日祝日を除く)

4. 試験場

(1) 東京大学本郷キャンパスで実施する。各自が受験すべき科目の試験室については、別に通知する(8月20日頃)。
(2) 【博士後期課程のみ】第2次試験(修士論文研究に関する審査)は、2月とし、期日・場所は追って通知する。

5. 合格発表・その他

(1) 修士課程合格者ならびに博士後期課程一次合格者(以下、合格者)は、 2024年9月5日(木)午後4時(予定)に工学系研究科ホームページに掲載する。電話による合否の照会には応じない。
(2) 合格者の配属研究室は、 2024年9月6日(金)(予定)までに専攻ホームページに掲載する。
(3) 出願以後において、現住所、連絡先に変更が生じた場合には、速やかに届け出ること。

§2.試験科目

1. 修士課程 一貫研究プログラム(博士後期課程進学希望者)


(1) 第1次試験・筆記試験

試験科目 備考
化学生命工学基礎問題III
化学及び生命工学分野に関して出題される。
化学・生命工学の基礎及び専門学術に関する記述試験。
解答時間:1時間

(2) 口述試験:現在または直近の研究(卒業研究)などをもとにした内容について試問を行う。


2. 修士課程 修士修了プログラム


(1) 筆記試験

試験科目 備考
化学生命工学基礎問題I(英文で出題)
『科学英語』に関して出題される。
必須
解答時間:30分
化学生命工学基礎問題II(和文・英文併記)
下記の各分野より出題される。
『無機・分析・物理化学』、『有機化学』、『高分子化学』、『生命化学』、『バイオテクノロジー』
5分野より2分野を選択して解答すること。
解答時間:1時間

(2) 口述試験:現在または直近の研究(卒業研究)などをもとにした基礎的内容について試問を行う。


3. 博士後期課程


(1) 第1次試験・筆記試験

試験科目 備考
専門学術 (本学の大学院修士課程修了者または見込みの者)
専門学術に関する記述試験。
解答時間:1時間

(上記以外の受験者)
専門学術に関する記述試験(英語力を問う問題も含む)。
解答時間:1時間

(2) 第1次試験・口述試験:修士論文研究に関する内容を含む総合的な試問を行う。

(3) 第2次試験:第1次試験合格者は、2月に修士論文研究に関する試問を行う。期日・試験場の詳細は追って通知する。

§3.試験日程および注意事項

1. 試験会場と日時

各自が受験すべき科目の試験室については、別に通知する(8月20日頃)。

  日付 集合時間 試験時間(所要時間) 試験科目 等
一貫研究プログラム 8月26日(月) 13:00 1時間 化学生命工学基礎問題III
8月27日(火)
または
8月28日(水)
筆記試験終了後に通知 口述試験
修士修了プログラム 8月26日(月) 13:00 30分 化学生命工学基礎問題I
1時間 化学生命工学基礎問題II
8月27日(火)
または
8月28日(水)
筆記試験終了後に通知 口述試験
博士後期課程 8月26日(月) 13:00 1時間 専門学術
8月27日(火)
または
8月28日(水)
事前に各自に通知 口述試験(修士論文等の発表・質疑に必要なもの一式を持参のこと)

2. 携行品についての注意

(1) 持ち物: 受験票、黒色鉛筆(又はシャープペンシル)、消しゴム、鉛筆削り(卓上式は不可)、時計(計時機能だけのもの)
(2) 携帯電話及び通信機器は、試験室入室前に電源を切って、カバン等に入れ、身につけないこと。これらを時計として使用することは認めない。
(3) 試験中、電卓の使用は認めない。

3. 入退室・試験時間中の注意

(1) 集合時刻に遅れたものは受験資格を失うことがある。
(2) 試験開始後は、解答が終わった場合でも、また、受験を放棄する場合でも途中退室できない。
(3) 試験時間中、受験票を常に机上に置くこと。

4. 博士1次試験・口述試験

(1) 受験者は、修士論文等の発表(20分)・質疑(20分)を行う。なお10月入学希望者は第2次試験を兼ねる。
(2) 本学化学生命工学専攻の修士修了予定者は修士論文の(中間または最終)審査を口述試験に充てる。

§4.参考情報

1. 過去問の入手方法

平成28年度以降の入試問題(PDF)を当ホームページにて公開しています。こちらのフォームからダウンロード画面へ進んでください。

2. 参考書等について

御参考までに、東京大学工学部化学生命工学科の講義で使用している教科書や参考書を以下に示します。但し、教科書などを使用していない講義もあります。また、これらの本が試験範囲ということではありませんので、ご注意ください。

  • ウオーレン「有機化学」上下 東京化学同人 
  • ブルース「有機化学」下巻 化学同人
  • 有機化学 荒木孝二・工藤一秋著 東京化学同人
  • 高分子合成化学(改訂版) 井上祥平著 裳華房
  • 基礎高分子科学(第2版)高分子学会編 東京化学同人
  • 細胞の分子生物学(第6版) 東京化学同人
  • ワトソン遺伝子の分子生物学(第7版) 東京電機大学出版局

3. 入試に関する問い合わせ先

化学生命工学専攻 常務委員
工藤 一秋 教授