BASFレクチャーシップ

BASF - The University of Tokyo Innovation Lecture 2014

2014年12月9日(火)14:00 – 17:40
東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館 213号講義室

BASF Rising Star PhD Award Ceremony :
Awardees
Mr. Jiheong KANG
Ms. Seunghyun SIM


Academic Lecture :
Polymerization Across Multiple Dimensions
Professor William R. Dichtel
(Cornell University)

BASF Lecture :
Innovation in Asia and for Asia
Sustainability Drivers and Career Opportunities
Dr. Piyada Charoensirisomboon
Dr. Sebastien Garnier

"BASF Rising Star PhD Award Ceremony"と"BASF-The University of Tokyo Innovation Lecture 2014"が,本専攻博士課程3年生有志による司会進行のもと2014年12月9日に開催されました。これは,俯瞰力と独創力を備え,アカデミックやインダストリーの分野でグローバルに活躍するリーダーとなる博士課程学生を育てるという本専攻の教育方針にご賛同頂いたBASF上海のご後援のもと,本年度からスタートした本専攻の新企画行事です。当日は本専攻の教職員,大学院生,学部3,4年生,BASFスタッフなど200名を越える多くの方々にご参加頂き,工学部で最も大きな213講義室が一杯となるほどの大盛況でした。

"BASF Rising Star PhD Award"は,グローバルな視点を持って研究に意欲的に取り組んでいる博士課程1,2年生の奨励を目的としており,今回は全て英語で行われたBASF上海のスタッフによる書類選考とSkypeによるインタビュー,BASFスタッフと専攻の教員による最終面接を経て,21名の応募者の中から2名の受賞者が選ばれました。"Award Ceremony"ではBASF上海から受賞者に3Dプリンターで作製された特製のトロフィーが授与され,その後,受賞者による授賞講演が行われました。受賞者は来年の夏にドイツで開催されるBASF International Summer Courseへの招待が予定されています。

"BASF-The University of Tokyo Innovation Lecture 2014"では,米国コーネル大学のDichtel先生による自己組織化2次元,3次元ポリマーネットワーク材料の創製に関する招待講演とBASF上海副社長のCharoensirisomboon博士とシニアマネージャーのGarnier博士によるBASF上海の紹介,アジアでのBASFイノベーション戦略と博士人材の果たす役割などに関する講演が行われ,大学院生,博士研究員を中心とした活発な質疑応答が,予定された時間を大幅に越えて行われました。

講演会の後に医学部教育研究棟13階のイタリアンレストランCapo Pellicanoで開催された懇親会にも学部生を含む100名を越える参加者が有り,講演者,受賞者を囲んだ談笑の輪が広がり,教員と学生のみならず,学年を越えた学生間の交流の場ともなりました。

この行事は来年度も開催される予定です。欧米ではこのような「企業サポートの学生表彰や冠講演会」が名門大学で複数行われていますが,日本ではほとんどみられません。その意味で,この行事は新しい流れを作るものと,教員一同期待しています。



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