後藤研究室
細胞工学

大学院薬学系研究科

http://www.iam.u-tokyo.ac.jp/celltech/

  教 授
後藤由季子
  助 教
伊藤 靖浩
  助 教
岸  雄介

最近の発表論文

  • Nature Communication 2013, 4, 1880. [PDF]
  • EMBO Journal 2013, 32, 970-81. [PDF]
  • Nature Neuroscience 2013, 16, 416-25. [PDF]
  • Nature Neuroscience 2012, 15, 1127-33. [PDF]

研究テーマ

癌化と神経発生の分子メカニズムの解明を目指す。細胞の増殖・生死・分化は非常に厳密かつダイナミックに制御されている。この制御が破綻すると、癌や発生上の奇形が起こることになる。当研究室では、細胞の運命を制御するメカニズム(細胞内シグナル伝達機構)について分子レベルで明らかにし、医療工学に応用可能な基礎知識を得る事を目標としている。

神経幹細胞の運命制御機構:

神経変性疾患で失われた神経を神経幹細胞を用いて再生させるという治療法が期待を集めている。当研究室では、神経幹細胞の多分化能維持ならびに増殖・分化制御メカニズムの解明を目指している。神経系前駆細胞をin vitroで増殖させると多分化能を失ってしまう事が再生医療の障害になっているので、神経系前駆細胞の時期依存的な性質の理解は将来の再生医療の基盤にもなると考えている。

細胞の癌化を制御する機構:

我々の注目しているAktは多くの癌組織で活性化が観察されている原癌遺伝子である。我々の研究室では、Aktによる細胞増殖・生存促進メカニズム、および癌の悪性化に伴う細胞運動性上昇のメカニズムの解明を目指している。細胞運動は癌の浸潤にとどまらず、多くの生物学的現象に関わる細胞の基本的な性質であり、Aktの作用メカニズムは非常に興味深い。