DSC_1188_030 化学生命工学専攻
第3回 ChemBioハイブリッドレクチャー
2010年11月6日/工学部2号館213号大教室

幹事:葛谷 明紀(先端科学技術研究センター・小宮山研究室)
   鈴木 健夫(化学生命工学専攻・鈴木研究室)
   西村 達也(化学生命工学専攻・加藤研究室)

 今年で第3回目となる「東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻ChemBioハイブリッドレクチャー」を、平成22年11月6日(土)に東京大学2号館213号教室で開催いたしました。会場には化学生命工学専攻の学生、教職員が一同に集まり、ほぼ満席となる活気あふれる講演会となりました。
 講演会は、専攻長の加藤隆史教授による本講演会の趣旨説明に始まり、化学生命工学専攻の若手教員が投票によって選んだ「次世代のサイエンスを担う先生」方(化学の分野から原田明先生(大阪大学)・樋口昌芳先生(物質・材料研究機構)・荒谷直樹先生(京都大学)、生命工学の分野から田中健太郎先生(名古屋大学)・竹内昌治先生(東京大学生産技術研究所)・三好大輔先生(甲南大学))をお招きし、ご講演を頂きました。いずれのご講演も有機化学・生命工学に深く関わる世界トップレベルのご講演内容であり、化学生命工学専攻が幅広いスペクトルの研究・教育に挑む学科であることを改めて認識いたしました。講師の先生方には、お忙しい中、ご講演いただきました事、厚く御礼申し上げます。
 小宮山眞教授の総評にもございましたが、講演会に参加した多くの大学院生は、活発に議論に参加し、大いに刺激を受けた様子でした。講師の先生方からも、学生の勢いに驚いたとの感想を頂いております。懇親会にも、多くの若手研究者と学生諸氏が加わり、講師を囲んでたいへん盛況に執り行われました。
 今回のChemBioハイブリッドレクチャーも例年と同じく盛況で活気にあふれた講演会となり、世話人一同、化学生命工学専攻全体の活性化に繋がったと強く感じております。この場をお借りしてご参加頂いた皆様のご協力に深く感謝申し上げます。


11:00-11:05 開会の挨拶:
 加藤 隆史 専攻長

11:05-11:45
「構造の明確な巨大ポルフィリンアレイの化学」
 荒谷 直樹 助教(京大院理)


11:45-12:25
「外部刺激に応答するDNAの構造多様性を利用した機能性素子の開発」
 三好 大輔 准教授(甲南大学フロンティアサイエンス学部)
12:25-13:40 昼休み

13:40-14:40
「バイオインスパイアードな階層性による精密分子プログラミング」
 田中 健太郎 教授(名大院理)

14:40-15:20
「エレクトロクロミック材料開発と電子ペーパーへの応用」
 樋口 昌芳 グループリーダー

15:20-15:50 coffee break

15:50-16:30
「マイクロ流体デバイスで分子や細胞を操る」
 竹内 昌治 准教授(東大生研)

16:30-17:30
「高分子認識と自己組織化、自己修復」
 原田 明 教授(阪大院理)

17:30-17:35 閉会の挨拶:
 小宮山 眞 教授